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7.仲間の愛
「よう、リディ! 久しぶりじゃねえか」
「シリル」
いつもながら、首を絞めているんじゃないかってくらいの怪力だ。首と腰に回された手は筋骨隆隆、背中越しに感じる逞しい胸。
「マイハニー。会いたかったぜ、畜生」
「ごめんね、ご無沙汰で」
頬へ触れてくるキスは、本気だ。リディアへの過剰な愛情表現は少々扱いに困るが、親愛の情として受け入れると以前に約束したのだ。それ以来関係はこんな感じ。
いい仲間だ。“彼女”はいざという時、本気で頼りになる。
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