ひと粒のいちご、半分こ

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ひと粒のいちご、半分こ

「ぅ、.........よしっ!」 少しためらったけど、 ドアを開けようとした、そのとき。 -----------ガチャ と、ドアが開いて来たみたいで。 私、橋下芽吹(はししためぶき)は。 -----------------ゴンッ! と、思いっきりドアに頭をぶつけた。 「............、なにしてんの、あんた」 そう言って、私をジッと見つめるのは。 早城吹雪(はやしろふぶき)くん。 私と同い年の高校2年生で、 しかも、同じクラスの男の子。 クールでモテるタイプで、 女の子からもめちゃくちゃ人気がある早城くん。 今は、訳ありと言うか............っ。 ごっ、ご両親が亡くなった影響で、 私の家で預かることになったらしい............
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