120人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
ひと粒のいちご、半分こ
「ぅ、.........よしっ!」
少しためらったけど、
ドアを開けようとした、そのとき。
-----------ガチャ
と、ドアが開いて来たみたいで。
私、橋下芽吹(はししためぶき)は。
-----------------ゴンッ!
と、思いっきりドアに頭をぶつけた。
「............、なにしてんの、あんた」
そう言って、私をジッと見つめるのは。
早城吹雪(はやしろふぶき)くん。
私と同い年の高校2年生で、
しかも、同じクラスの男の子。
クールでモテるタイプで、
女の子からもめちゃくちゃ人気がある早城くん。
今は、訳ありと言うか............っ。
ごっ、ご両親が亡くなった影響で、
私の家で預かることになったらしい............
最初のコメントを投稿しよう!