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5週目、疲弊した筋肉の反撃=超回復の積み重ねで階段の上り下りが楽に。この間服買いに行ったら「これは着れんなー」よりも「お、これ着れそう」が多かった。
6週目、運動後の焼肉が美味しい。トレーナーさんに彼氏おるって話(しかも、これがイケメンの警察官で羨ましい)聞いて少しショックやったけど、それすらも「自分も頑張ったらええやん」ってエネルギーになる。
7週目、最近ジムに来てる人とも話をするようになった。頑張りって結構見てくれる人はおるんやね。「えらい綺麗になりはったな」って、主婦の人が言うてくれたわ。
8週目。元カレにもどれだけ変わったか見せてやりたい(実は一瞬でどうでもよくなった)と思ってたけど(ほんまに一瞬やで)まさかの連絡が来て(別れた後に連絡先消したけど彼は決してなかったみたい)会う事に。
*
「どうなん、マコとは?」
「…全然」
そうやろうな、マコはプチトマト大好きやもん。
「それよりも、めっちゃ綺麗になったな」
「…それを今ここで言われて喜ぶんはちょっと難しいかも」
変わらず、こいつはコーヒーにガムシロップ3つ。
「君に聞くんが、ええ事では無いかもしれんけど。マコちゃんの事で相談するって言ったら一番近い君がええんちゃうかと思って。何なお前って言われそうやけど、俺もそれだけ本気なんや。」
根っこは真面目なんよね。それ、別れる前に1回見たかったんやけど。
今から言う事は、自分の事突き放した相手に対して「これは甘い」って言われそう。多分、ガムシロップ3つ分くらい。彼女の職場の同期好きになって、それで彼女ポイする男。普通に考えれば怒った方が良いかもしれんけど、ここで怒らず大人の対応ができるって事は、私が良い方向に変わった証拠。
それが、精一杯の反撃なんやろうね。
「筋トレでもしたら?…筋肉は、裏切らんよ?」
実は結果も裏切ってないんやけどね、先週彼氏できたし。この場では内緒にしとこ。
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