このクソッタレな世界でも

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このクソッタレな世界でも

■志賀のC-PTSD的プロフィール■  6歳から義母の虐待は時を経るごとに苛烈を極め、実父は見て見ぬふりを貫く。志賀は経済的な締め付けで家事全般の合間にアルバイトに明け暮れた。この頃から義母の虐待は性的奉仕や飼い猫とその仔猫等の殺害強要にまで及ぶ。      大学進学は到底無理だったため工業高校機械科に進学し、バブル景気の中で家から出られることを第一条件に陸上自衛隊に入隊。おそらくこの時期に双極性障害を発症。のちに双極Ⅰ型とC-PTSDが診断確定される。軽度だがアスペルガー症候群のASD。  双極の治療薬として長く使用したオランザピン(商品名ジプレキサ)の弊害で糖尿病。あとは腎臓結石に冠攣縮性狭心症と多彩な財産の持ち主。  好きな煙草はやめたのか節煙三年目か不明。  嫌いなものは「わたしなんか」「僕なんか」の「なんか」。  ――これでも生きてりゃ、自分独りを何とか救えたら、笑えるんですよ。  明日はもっと笑えるかも知れないんですよね。                  了
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