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ソフトクリーム、それは嫌いな子供は少ないのだろうと思える、程良い甘さの冷たい食べ物。コーンが嫌いな人も居るが、そこは高級感を出す為かワッフルコーンを使っていた。そして、地元の子供達は、そのコーンが崩れているやつが有るだろうと、それを使って、その分安くしろと言ってくる。だが、実習生の身分で、勝手に安くする訳にもいかない。
また、大人に引率された子供集団に対応するのに、ソフトクリームを作る機械の方が追い付かない。冷却機能が、連続でソフトクリームを作るには向いていない。
専門店であれば、凄い冷却機能付きの機械を使っているから問題ないかも知れない。だが、牧場の傍に置かれたソフトクリーム製造機は、そこまでのパワーはない。なので、予め「表示された数値以下の時は、作るな。何とかして待たせろ」との指示があった。ポツポツと客が来るときはいざ知らず、予約してきた（材料は仕込み済み）とは言え、子供集団が来る時のそれは無茶振りである。
やって来た集団も、次の予定が有るだろう。何より、先に食べている子供が居るのに、自分は良く分からない理由で待たされる。接客業を経験した大人なら、説明すれば納得もしてくれるかも知れない。だが、子供相手にランダムで待たせるのは、無茶振りと言うものだ。やり切ったけども。
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