小さな命のお話し2

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小さな命のお話し2

小さな命のお話し2 寒い冬の中 突然、君に出逢えたのは 運命? 運命なんかじゃない。 必然なんだよ。 小さな声で にゃーにゃーと泣き わたしの足元に寄って来て 身体は寒さに震えてたよね。 あれから、君と一緒に 暮らした時は、短い時間の 中、何時も一緒に居たよね。 甘え上手な何声さえも 今は聞こえない。 お別れの瞬間に 全身の力を振り絞って わたしに伝えたかったの? 手を握り返して 最後の言葉は 小さな鳴き声と共に 儚く(はかなく)消えてしまった。 その鳴き声は 「ありがとう」と聞こえたのは 奇跡かも知れない。 君の命は 小さな命なんかじゃないよ。 わたしに取っては 大きな命だったんだもん また、虹の橋で出会える日まで 約束してね。 きっとだよ。 めぐみより
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