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見惚れてしまう。
ただ見惚れてしまう。
見ているだけでワクワクが止まらない。
心の内側に持ち合わせていた変身願望が、今、騒ぎだしている。
少女は、今は自分の体を楽しみたい、褒め称えたい。そんな気持ちになっていた。
そこに、少女の叫び声を聞きつけた母親の呼び声が聞こえて来た。階段の下から。
「マチ、どうしたの?何かあったの~」
少女は、こんな体を母親に見られたら気絶されてしまう。そう思い取り敢えず返事をする。
「何でもな~い♪」
反射的に返事をしてしまったが、幸いなことに声は変わっていないようであった。
「あら、そうなの」
母親が、リビングに戻って行く音を確認して、少女はホッとする。
少女は、再び鏡で身体を確認してみる。
次第に変わり果てた姿に親しみを感じてきた少女は、どうしてもフェチである三角筋を確認してみたくなってしまったのだ。
早速、鏡に背中を向けて背筋を確認して見る。
両手を腰の辺りから後ろに回しポーズをとって見る。ちょっと力を入れてもみる。
カッコイイ。
おっ凄っ!
気持ちいい。
すてきー。
・・・
んっ?
えっ?
その時少女は、まだ気付いてへいなかった体の異変に気付いてしまった。
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