察する

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自分の中の問題が解決したわけじゃないけれど 誰かに話を聞いてもらえただけで 気持ちが楽になった気がする ありがとね、尚弥 結局、その後大浴場に行き 色浴衣に着替えて部屋に戻った私だったが このところの睡眠不足もあって そのままベッドで爆睡してしまった 明け方、眠りから覚めて隣のベッドを見ると 尚弥もまだ寝ていて ふふっ、ラブホで目覚めた朝は 隣に誰もいなかったのに なんか…不思議 人の縁 うつらうつら、そんな事を思っていると 尚弥も寝覚めたようで 「言都…?起きたんか?」 「…はよ、起きた、ごめん、昨夜尚弥が戻って来るまで起きてられなくて」 「良いよ、よく眠れたか?」 私は布団の中で伸びをすると 「なんか…すっごいよく寝た、今…6時…?」 私が時計を見てそう言うと ん〜っと眠そうな声を出した尚弥は 身体を横に起こしながら私を見つめ 「言都、それ、色浴衣だろ、俺によく見せてみ」 あ…ちょい照れますが 私はゆっくり起き上がり、寝ている間に着崩れてしまった襟元と帯を直そうとしたが 「キャッ!」 一瞬先に起き上がった尚弥によって ベッドに押し倒されたのであった 尚弥は、私の浴衣の帯を掴むと 「言都、せっかくだから、あれやらせて」
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