第四話 改造DEレビン

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夏が近づいて来る。 夏といえば海である。水着である。女である。 「マコちゃん、彼女しょーかいしてよ。」 俺はベッドの上でやる気なく呟いた。都合よく紹介してもらえるものじゃないからだ。 隣で寝ているのはマコ。我が師にして弟子であり、やっぱり師である漢である。 俺が師になれたのはギャンブルだけで今は先に引退していろいろ教えてもらう立場…つまり、やっぱり師なのである。 長身の上に金髪イケメン、車のイジリ方、歌唱力の高さなど今は知らんが女が求めてくる全てのステータスを網羅している漢であるからだ。 あ、そっちのテクニックの方も履修済みで今も隣で寝てる俺にフェザータッチをかましてくる。 フェザータッチとは触るか触らないかのところで触って触感を敏感にさせるものだ。まぁ、わかる人だけわかってくれと言うやつだ。 ちなみに今、朝チュンしてるのはそーゆー関係ではなく歌唱力をあげるの訓練でオールでカラオケの練習の末に泊めてもらったのだ。 「実は紹介できそうなんだな〜」 マコが少し自慢気に言った。こんな感じでいつも良い話はない。そりゃそうである、そんなに都合の良い話が………あった!! 「ぬわにぃぃぃ〜〜ッ!!」 「まぁ、俺の彼女紹介してもいいんだけどな。好みの顔っていってるしw」 いやいやいや、それはダメであろう。 話を聞くとマコの彼女さんの友達らしい。
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