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グリーナの館
ポロポロ森の奥深く、一見なんの変哲もない古屋
そこに掲げられてるその看板とは
【賢者グリーナの館】
毎日毎日少女や獣の悲鳴が聞こえるとか
聞こえないとか、、、
「きゃゃゃー」
その扉を強く開く者がいた。
「どうした!グリーナ」
「誰かと思えば、森の最下等生命体ムジナか」
「ふざけてる場合じゃない。森のはずれに魔物が現れた。今クマが応戦中だ!!」
グリーナは深緑のローブのフードの下から不敵な笑みを浮かべる。
「たぬきのバッタ者ムジナよ、わたしはついに究極魔法を手に入れてしまった」
ムジナは帽子をたたきつける。
「いちいち、オイラの頭にへんな称号つけんなよ。
で、何その究極なんちゃらってやつ」
グリーナは止まってる目覚まし時計を見せた。
「時は止めた」
「時計が止まったんだな、それで?」
そして裏フタを取る。
電池2本を重ねるように手のひらで擦る。
再び電池を時計に一本設置。
「そして、時は動きだす」
グリーナがもう一本の電池をパチンと入れると針が動きだした。
「これぞ時間支配魔法。《チコクスルイイワケ》だ!」
ー説明しようー
電池を擦ることにより電池自体が温まることで電力が少し復活します。
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