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森のピンチ
「ちなみに、ガスコンロなどの着火電池も多少復活する。この雷と火の魔法名付けて、、
《今日はマサトちゃんの入園祝い、大好きなハンバーグつくらなくちゃ》
だ!」
グリーナは赤ちゃん用スプーンを手に取り、思いにふけりクスリと笑った。
「嬉しい反面、ママ寂しいわ。旅立ってしまうようで」
ムジナはガスコンロの火を止めた。
「ちょっとぉ、マサトちゃんの煮込みハンバーグつくれないじゃないの!」
「お前独身の未成年だろ、何いってんだよ。マサトちゃんって誰だよ!早くしろよ。森のピンチだ」
グリーナははいはいってな感じで、エプロンをとり。
さらにやれやれってな感じで、杖をとり。
そんで?って顔でムジナを鼻で笑った。
「お前森を守る賢者だろ、なんでいつもやる気ねんだよ」
「マサトちゃんの入園祝いのハンバーグの事しか今は頭にない」
グリーナは言い切った感で眉間に手をあてた。
「だから誰だよマサトちゃんって、お前のツッコミ活にかまっている暇はねんだよ」
ムジナはグリーナの手を無理矢理引いて家を飛び出す。荷車にグリーナを放り込み、引き走った。
「何すんのよ、チビ獣!」
「おめーも、身長変わんねーよ」
「まぁいいわ。わたしは森を守る大賢者グリーナ」
「レベル2だけどな、、」
「うるさい!無職な獣」
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