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彼女と同棲してから半年たった
アパートを出て三つ目の信号を渡り、二つ目の曲がり角の先にある喫茶店
彼女と僕は出かけた時は必ずこの喫茶店に寄っている
僕はふと彼女に
「初めてあったあの日、なんで僕だったんだい?」と聞いてみた
彼女は僕に視線を向け真剣な眼差しで
「別に、貴方だからじゃないわよ」
僕は軽く笑った
「だろうね」
しかし彼女は相変わらず真剣な眼差しで
「だろうね、、貴方って自分が賢いって思ってるわよね?」
僕は
「多少賢いとは自負しているし、論理的なタイプだと思ってたよ?君に会う前まで」と返した
彼女は軽く笑った
「だろうね」
不思議とこのやり取りに僕は心地良さを感じていた
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