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「花梨ちゃんの臍の匂いを嗅ぎたいな。つか、舐め回したい……想像したら、我慢できなくなってきちゃった」
「臍はちょっと……」
「何で?!俺の楽しみなのに!」
彼は眉尻を下げ、私の腹を撫で回す。
「ああ……早くエッチしたいよ。そんでもってエッチの後はさ、ナーコにするみたいに俺を撫でてくれる?羨ましかったんだよね、あれ」
クールクズだと思っていた彼が、実は甘えたがりの変態だと判明した日、私は二匹の猫の飼い主となった。
拾ったからには最期まで面倒みるよ。それが責任というものだ。
私は覚悟すると共に、
今後は臍のメンテナンスを怠らないようにしよう。と、心に誓うのだった。
おしまい
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