最後のおせっかい

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 すっごく嬉しそうな表情。これは恋に落ちてるときの顔だ。  キラキラした顔してる先輩に反して、私の気持ちはくすんでいた。でも表情には見せることはない。へらっと笑って見せることに慣れてしまった。 「よかったじゃないですか!そっか〜、アタックするんですか?」 「様子見かなぁ」 「様子見?!なんでですか?」 「彼氏いるとかも知らないし」 「じゃあまたリサーチからですね。お手伝いします」 「いいよ、自分でやる。橘は3年になったんだから実習もゼミもあるし大変だろ」  断られるとは露にも思ってなかった。  今までリサーチすること断られたことは一回もなかった。今更そんな理由で断られるとは思わなかった。  先輩優しいから、私のことを考えてくれて言った言葉なのはわかるけど、先輩と私のつながりって恋のサポートでしかない。断られたらどうやって先輩と繋がってればいいの?  私は前のめりになった。 「いや、私が調べます!調べたいです。この恋は応援させてください!」
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