8人が本棚に入れています
本棚に追加
『あしかショー』の場合、
ステージといっても、上がるわけではなく、
階段をどんどん降りていくわけです。
降り切った先には、アシカ2頭と、
それぞれを担当する、お兄さんとお姉さん、
その後ろに波波と水を湛えたプールがあります。
広めのプールサイドが舞台なのです。
男女のカップルだとばかり思っていましたが、
2頭とも男子みたいです。
BGMには、懐メロっぽい洋楽が、
チョイスされています。
確か男性デュオの?うむ?
旧過ぎて名前は出てきません。
けっこうウキウキさせてくる曲です。
曲が鎮まると、さあ小芝居の開始です。
「お医者様〜ぁ、ジョージくんがお腹痛いんです
って」
もう一頭の子は、アンドリューという名です。
「ハイハイ、ちょっと診てみましょう」
大して打ち合わせしたわけでもないのに、
マミの口からそんなセリフが、するりと出てき
ました。
そういえば、短い間だったとは言え、元旦那の
ユウジとは、よく即興芝居をしたものです。
「姫、よくぞご無事で」
「苦しうない、近う寄れ」
ユウジは、マミより格下を演じ、マミは散々、
ツンデレを繰り出した挙げ句、業を煮やした彼に
遂に堕ち、抱かれるという設定に落ち着き、
2人の愛の営みの一環として、定番化したのでした。
今でもたまに、懐かしいです。
最初のコメントを投稿しよう!