シャロンは気づいていなかった最低なジェリーが最高のジェリーフィッシュだったことに

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 「じゃあ、早速マシューから詳しいことを聞いてくれ」  「わかりました」  わたしがウォルトブックスに入ったのは、たまたまインターンの募集を見たからで最初は編集部の仕事に興味はなかった。だけどいろいろな仕事をこなしていくうちにいつしか自分も編集者として作者の手伝いが出来たらいいのにと思うようになっていた。  ほんとにいつの間にわたしが?  あいつが目指していた作家の手伝いがしたいだなんて…  ジェリー・ブッシュ。わたしの夫だった男…それは最悪の結婚生活だった。  わたしは3年前彼と出会って一瞬で恋に落ちた。それまでのわたしはくそ真面目ながり勉で、ハイスクールの頃は、カレッジスクールに行くための奨学金免除を獲得するため、カレッジスクールに通っている時は、とにかくいい会社に入るために勉強に没頭した。
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