シャロンは気づいていなかった最低なジェリーが最高のジェリーフィッシュだったことに

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 そしてカレッジに入るとひとり暮らしを始めたのでアルバイトも忙しかった。カレッジスクールに通いながら、ダイナーで深夜までアルバイトをした。ダイナーの仕事はきつかったが、食事にありつけるのですごくありがたかった。帰りには残り物をもらえておかげで翌日の昼食も困ることはなかった。  だがおかげで男の子と遊んだりデートをする余裕はわたしには全くと言っていいほどなかった。  そんなわたしはウォルトブックスに入って3カ月がたったころ、仕事仲間と一緒にバーに行った。  ちょうどインターンの期間が終わってわたしは正社員として雇用されたばかりだった。  そこのバーテンダーをしていたのがジェリーだった。彼はすごくハンサムで女の子からも人気らしく、彼のそばには女の子たちが群がっていた。なのに…そんな女の子を難なく相手にするようなプレイボーイに恋をしてしまった。それがそもそもの間違いだった。  だけどうぶなわたしは真っ逆さまに…  彼の濃いまつ毛に縁どられた魅力的なグレイの瞳に…  もはや磁石で惹きつけて吸い寄せられる砂鉄のように…  彼の虜になってしまった…
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