シャロンは気づいていなかった最低なジェリーが最高のジェリーフィッシュだったことに

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 シャロンは何を勘違いした?今はもう考えるな。今は彼女の傷に障ることはしたくなかった。  部屋に戻るとシャロンは食事をしていた。  右腕が痛くて、彼女は四苦八苦していた。  「僕にやらせてくれないか」  「まったく…」文句を言いながら彼女は僕に従ってくれた。  僕はフォークでスクランブルエッグをすくうと彼女の口に運んだ。  かわいいピンク色の舌が黄色い卵に絡みつく。  またしても僕の股間はたちまちうずいた。あと何口食べさせればいいんだ…  そうやって卵、チーズ。そしてスープもパンは小さめにちぎって手渡すと、彼女は大人しくゆっくりそれを口に入れた。  上掛を下げていたので、胸元の薄い院内着からは、ブラジャーを付けていない彼女の乳首の輪郭がわかる。食べ物を飲み込むたびに胸は大きく上下して、その輪郭が同じように上下する。  このままだと僕の方が酸素吸入が必要になる。  ジェリーはやっと食べさせ終えると、食器をもって部屋を出た。  ジェリーはしばらく部屋に戻らなかった。なにしろ興奮が収まらなければ病院内を歩けない。
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