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「メトロニ、親父さんが入院したらしいじゃないか。見舞いに行かなくていいのか?」
「アモキシ、今は国家の存亡がかかっている秘匿緊急事態発令中だ。そんな時間はない」
「しかしお前にとって唯一の家族だろ?」
「ああ、母親は俺が子供の頃に胃酸逆流の津波に飲み込まれた。男手一つでここまで育ててくれたことは感謝している。しかし年々環境破壊が増している中、やっとその原因を突き止めることができた。これは母親の弔い合戦でもあるんだ」
「それはそうなんだが。その原因を壊滅するために結成されたチームが我々……バトルファルマー」
「そして今この最終兵器を開発させなければ、この国を救うことはできない。きっと親父もわかってくれるはずだ」
「了解した、お前は一刻も早くその兵器を完成させてくれ。それまでは俺達がなんとか食い止めよう。なあ、クラリス?」
「まかせておきなさい、私達のスーパーメディリティでなんとか抑えておくから」
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