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陽炎
8月15日にいつも通り俺と真奈は喋っていた
でもその日は黒猫がいたんだ飼い猫っぽく綺麗で野良猫には見えなかった
真奈は『可愛い〜』と言ってその黒猫を撫でていた
話しているうちに12時30分頃「暑いからアイスを買いに行く」と言う話にもなってきて動き出そうとした時に、先に黒猫が動いた
真奈は『待って〜』と言い追いかけた
ちょうど動くところだったので俺も動き出そうとした
でも、その瞬間
バキッ
鈍い音が聞こえた
数秒前目の前にいた真奈は黒猫を追いかけ、トラックに轢かれた
血しぶきが俺に飛んできた
真奈の香り
頭がついていけない
ぐるぐると情報が混ざりあってむせ返った
でも、真奈の数歩前に歩いていた黒猫ば轢かれていない。おかしいだろ、、、、なんで真奈なんだよ
俺はその場にへたりこんだ咄嗟のことすぎて救急車を呼ぶことすら頭になかった
少し落ち着いてくると、周りに少し居た大人たちの悲鳴や俺に語りかける声が聞こえてきた。それと、、、、微かに見えたんだ、、、黒猫が、、陽炎が、、、不敵な笑みを浮かべてる姿
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