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真奈?
いやいやそんな訳、、、でも、
俺はもう一度時計を見た
[8月14日 9:33]やっぱり変わってない
【ほらアンタ早く来なさいよー!】
お母さんの声。とりあえず急いで着替えて言われた通り下の階の玄関に向かった
玄関にはいつもと変わら無い真奈がいて
白い生地に青いリボンの帽子と、白いワンピースを着ていた。
『ほら早くいくよ!』と手を引っ張られ、家を出た
玄関がガチャリと閉まる
手を触られて初めて実感した。真奈は今ここにいる
思った瞬間目尻が熱くて気づいたら泣いていた
「うわぁ〜〜ん!真奈、、、良かった、、、」(泣いてるつもりですはい)『きゃ!どうしたの?急に泣き出しちゃって、、なんか嫌な夢でも見たの?』
そう、あれは悪い夢だったんだ、、、まなは今ここにいる、そうあれは悪い夢
少し休んで落ち着いた
昨日と同じ場所だ
そしたら真奈が急に言った『でもさ、不思議だな、、わたし、昨日見た夢思い出しちゃった。私がトラックに引かれて、葵が絶望してる、、、そんな夢』
! 「まなの夢の内容、、、」昨日と一緒の場面だ、、『私の夢がなぁに?』「いや、なんでも無い」
それこれ話してたりしてる間にいつの間にか広場の時計が12︰30を指していた。、、、、この時間は昨日まなが死んだ時間
この時間が嫌だった。
「真奈、、今日はもう帰ろう?最近ここら辺で交通事故増えてるらしいし、暑いし、、」
『あ〜分かった!良いよー!たしかに最近危ないもんね〜』良かったすんなりと受け入れてくれた
きちんと道路を確認して無事に通れた
もうこれで大丈夫だ、、
そう油断していたんだ
気づいたら周りの人は上を見て口を上げていた
俺は少し見るのが遅かった
そこには、あの陽炎がいた。
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