性癖を拗らせた原因の〇〇〇〇に再会したのでヤらない理由がない

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 ミーナの家に転がり込んだ獅子獣人リオは、ミーナに大金を使わせて、挙句フリダの妹の家に尻尾を上げ上げ転がり込んだ。    ミーナはリオに利用された。  すべては、フリダの妹を陥れる為の布石だったのだ。  数週間前の悲劇を思い出して、思わず顔が引きつる。  ミーナがいると気がついているはずなのに、気にも留めずにコニーの机に向かう。  腹が立つことに、ミーナに貢がせた高いスーツを着ているではないか。  小麦色から黒にグラデーションのかかる鬣はつやつやと光り、極めて調子が良さそうだ。  ミーナはその派手な筋肉の盛り上がりも、目鼻立ちのくっきりした美しい顔立ちも好きだった。  パンと張ったしなやかな尻尾も、思ったよりも肉厚な耳も、ただの一撫でもさせてもらえなかったが。 (駄目だ。見た目に騙されても、獅子獣人は駄目なんだ……)  ヒューイ隊長の恐ろしさを知った今は、獅子獣人は身近で生活したい相手ではなくなっていた。 「リオか。除隊したんじゃないのか? 今度は何だ? 街へ出た自慢か? お前みたいな暴力性の高いヤンデレ変態は、すぐに里に逆戻りだろうがな」 「いえいえ、先輩くらいのロリコン犯罪者には敵いません。――実は、僕にもついに番が出来ましてね」 「へぇ。脳内の妄想番は卒業できたのか?」  コニーはリオと話している間、一度も顔を上げない。ひたすらに書類を書き進めている。 「コニー先輩のおかげかなと思いまして。挨拶に来たわけです」  気安いが、仲がいいとは言えない雰囲気だ。 「あの……リオさん、こんにちは! あの後、ダリアちゃんとうまくいったんだってね!」  ミーナは、徹底的に無視されたことに腹を立てて、厭味ったらしくリオに声をかけた。 「――ダリアだと?」  すると、コニーが顔色を変える。 「おっと、気安く呼んでいただいては困ります。世間が許しても、僕だけは一生ぐちぐちと言うって決めたじゃないですか。あなたがダリアを誘拐しようとしたことも、僕を殺そうとしたことも、無くなったりしない罪です。小さいウサギを殺したこともね!」 「いい加減しつこいんだよ。まだ足りないのなら、そんな回りくどいことをしないで、命をやるから持っていけ」
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