性癖を拗らせた原因の〇〇〇〇に再会したのでヤらない理由がない

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「コニーさん、私ね、()()のフリダにコニーさんをすきなように痛めつけていいって許可をもらったようなものなの。肉屋に持って行ってもいいって!」    ミーナは当然のように悪意のある情報操作を行なった。  コニーをいたぶることをフリダから委託されたように聞こえる。  フリダがその場にいたらミーナは確実に蹴られたはずだ。 「どうとでもすればいい。俺はもうずっと死んでいるのとかわらない」  コニーの表情は、ミーナが脅しても変わらない。 「それでね、フリダの報復の代わりと言っては何だけど、ひとつお願いがあるの」 「何だ?」 「私、正直、兎獣人とのセックスに興味があって」 「はぁ?」 「つまりね、私とセックスをして欲しいの」  コニーは眉間の皴を深くした。 「……抑制剤を飲んでいる」 「フリダが、もう抑制剤は禁止だって。あと、普通に街に出ろって言ってた」  ミーナは、フリダの名前を便利に使うことに抵抗がない。 「……」  ミーナの性格はそれなりに破綻している。  この状況を自分の願いをかなえる為に利用しつくすぐらいには。 「私、獣人の番を探していたの。でも、もう、自分が獣人に興味を持たれないのがわかってきていてね。フリダがコニーさんを好きにしていいって言ったのも、そんな私に同情してくれたんだと思うのよ。獣人に抱かれないままヒトと結婚するのは嫌だって泣いたところだったのよね。フリダって友達想いだからなぁ」  フリダに知れたら、蹴られるだけでは済みそうにない。  しかしミーナはこのチャンスを逃すつもりがなかった。 「ね、安心して。私、あと腐れの無い女よ。好きなだけヤったら、父の見合いに乗って結婚しようかなって思ってるの。一晩だけ付き合ってよ。番とかまだいないんでしょ?」 「……本当にそんなことが俺への報復になるのか?」  コニーはフリダからの報復にしては軽すぎると思ったのだろう、困惑した顔でミーナを見る。 「えー、暴力とか、そういうので報復されたいタイプ? じゃぁ、妹を強姦されそうになったから、報復で私がコニーさんを強姦して泣かせたっていうストーリーにしたらどう?」 「俺は、あの子を強姦しようとしていない」  苦しそうに眼をそらす。  耳がひくひくと伏せているのを見て、ミーナはうっかりそれを撫でそうになった。
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