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ミーナは穴から顔を出した陰茎を二度と手放すものかと刺激し続けた。
コニーは興奮しているのか、プゥだかクゥだか獣人特有の鳴き声をあげている。
「される方が好き? ああ、童貞だったわね。どんなのがいいかなんてわからないか」
「うるせぇ……」
コニーは、詰られてなお猛りを尖らす。
「私が乗ってあげようか?」
そういうと、期待の為か、更に陰茎がのびてくる。
どうやらミーナのことが性的に嫌だというわけではないようだ。
戸惑いながらも受け入れてくれるコニーのしぐさに、ミーナは機嫌よく奉仕を続けた。
長い手足を押さえつけて、コニーの上に覆いかぶさる。
細いからと言って筋肉がついていないわけではない。
「コニー、あなたの体、きれいだと思うわよ。猫獣人よりうんと柔らかい毛ね」
腹側の長い毛に手を入れて、とろけるような柔らかい毛を堪能する。
耳も触りたくて、伸びあがって触れてみれば、毛の中にある耳朶は噛みちぎれそうなほどに薄い。
「猫ともやったのか?」
「……うーん、猫はすっごく誘わないとしてくれなくて。あんまり性に合わなかったというか、面倒だった」
「街に来ている猫だろ? 番いを探している奴を誘うのは大変なことだ」
「そうなの?」
「お前は薄く発情臭がする。街へ来る獣人は、番だけを探しに来るんだ。番い以外の匂いはつけたがらない」
「ええ? それじゃやっぱり私、何か嫌な臭いがしてたんだ……」
当たらずとも遠からずな結果にミーナは溜息をつく。
「そういうことじゃない。里に行けば、お前と練習したいやつなんか、たくさんいる。どんな種でもよりどりみどりだろうに――俺くらいしか相手をさせる奴がいないなんて難儀なことだ」
「なんだ、そうだったのね。まあ、でも私が里に行けるわけじゃないし、結局、獣人の番の対象じゃなかったってことか。あれ、じゃぁ、コニーはいいの? 番を探すタイプの獣人なんじゃないの?」
「馬鹿なことを言うな。一度は街を追われた犯罪者だ。俺なんかがいまさら番を探して何になる」
「じゃぁ、遠慮なくいただいちゃっていいってこと?」
「……」
コニーは難しい顔をしている。
「兎って絶倫てほんとかなぁ?」
コニーは抵抗せずにミーナの様子をうかがっている。
猛々しく飛び出したコニーの赤い剛直を挑発するように再びべろりと舐めてみる。
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