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ミーナはとにかく早く通話を終えたいようで、自分からかけたくせに上司への連絡をはやく切りたがっている。
「馬鹿、なんてことを……」
コニーが頭を抱える。
「あ、はーい、はいはい! はーい、はーい! わかりました! 大丈夫でーす! コニーの家にいますから」
「ちょっとまて……」
「コニー! 私たち、二日休んでいいって!」
コニーは顔を赤くしたり青くしたりして、なすすべもない。
「……嘘だろ?!」
獣人対策室の施錠を済ませて、もつれるようにしてコニーの部屋に転がり込む。
「コニー、挿れて。今すぐ欲しいの」
ミーナはコニーに抱きつくと、ぐりぐりと頭をこすりつける。残った口紅がコニーのシャツに移ったが、構うものかと思った。
「さっきまでヒトのを咥えていた所に挿れろっていうのか?」
「え~、だめならシャワー浴びてくるけど」
結局コニーはそうしろとは言わなかった。
乱暴にミーナの服の内側に手を入れて的確に狙った快感を引き出していく。
「……後ろからがいい?」
ミーナはスカートの縁をまくり上げて、よく引き締まった臀部を晒す。
コニーは、多くの獣人がそうであるように、後背位を好んだ。
ぐうっと、コニーがヒトとは違う鳴き声をあげる。
「おまえ……下着はどうした」
「急いでたから、ホテルに置いてきちゃった……」
「ったく……なんなんだよ……」
コニーはミーナの服をたくし上げて、裸にすると白く滑らかな背中に噛みついた。
なにも取り繕う必要がないのが気持ちよくて、ミーナは甘えた声でコニーを呼ぶ。
「コニーのが欲しいなぁ」
誘われるままに、コニーは誰とも知らない男にほぐされたミーナの秘所に己の欲望を押し込んだ。
ミーナは早速、穿つように腰を振られて、自分の好きな所に当ててくれるコニーの猛りを堪能する。
(そうそう、これだよね……)
ミーナは感じていることを伝える為にコニーの剛直をきりきりと締め上げる。
強請るような膣のうねりにコニーは、あっというまに射精感が高まっていく。
「ねぇ、コニー……中で出してみて。私、コニーにマーキングされたい」
「……今、生なんだが」
「私、妊娠しそう?」
「たぶんしない。馬鹿みたいに発情臭はするが排卵日周辺の匂いじゃない」
「じゃぁ、中がいい」
「まぁ、出した後でも避妊の魔術道具があるがな」
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