白昼夢物語

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ポッ ポッ ポッ ポッ______ 「______ん」 「ふぅ...ふ....んんっ」 「...んぅ...んぅ...んぅ...!」 ピーピーピーピー______! 「あ...っ!先生!姫宮さんです!目を覚ましました」 「はい、はやくきてください!」 「ごぅえ....!」 「あ...」 _________________ 「半年ぶりに目覚めたと思えば、この有様か」 「すごかったですよ。 苦しみ出したかと思えば血吐いちゃうんですから」 「ふぅん...」 「脈はどうだ」 「安定してます。 また眠りに入ったように」 「しばらく傍で見守ってやれ」 「はーい」 「あと」 「食うんじゃねぇぞ」 _________________ 「...」 「...んぶぁっ」 一斉に真っ白い光が飛び込んできた。 「...っ」 音が聞こえる。 これは確か_______ 「...あ」 夜明けのスキャット。 そして俺は酸素マスクと色んな箇所に針を入れられ白い病室で____寝ていた。 そこで、誰かわからない女が俺の上に乗っている。 若い女だ。 看護師の服を着て、赤い髪の____ 俺の耳元に吐息をかける。 くすぐったい。 「綺麗なまつ毛...髪もツヤがあって...女の子みたい。私のタイプじゃん」 「こんな男の子食べるななんて...絶対に無理だって」 「(う...っ!)」 「И@×#&*$_____!」 「ん...」 「...この子...」
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