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プロローグ
「お前なんかもう必要ない。さっさと消えて。」
「お母さん…」
「私に子供はいないわ。私の前から早く消えて!」
「…ごめん…なさい」
私、森川樹里。中学1年生。お父さんはおととし亡くなった。お父さんがなくなってから、お母さんは、壊れてしまった…。親戚の人などにあたったりすることが多くなった。特に私に対してのあたりが強かったと思う。私も中学生だから、家事はある程度できる。でも、部活があるから、帰ってくる時間は6時を過ぎることがほとんど。帰ってきてからご飯をつくるから、夜ご飯は8時とかになってしまう。お母さんはそれが気に食わなかったのだろうか。ついに今日、家を追い出されてしまった。
「どこに行けばいいのかなぁ」
親戚の人はお母さんが強くあたってしまったからか、私たちとかかわってくれない。そして、私には友達がいない。学校ではいじめられている。理由はよくわかんないんだよなぁ。
「ん?あれなんだろ?」
私の目に入ったのは電柱にはられたあるポスター。
そこには「あなたも別次元で幸せな暮らしを送りませんか?」と書いてある。
「行くところないし…行ってみよ。」
私はそこに書いてある連絡先に連絡をした。
それが、のちに世界を巻き込む事件しなることも知らずに。
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