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「うううん、、叶奏と連絡とりたいんだけどなあー…」 独り言を呟いた。スイスにいるから、国際なんとかで連絡は取れないことになっていた。だけど、私の体は連絡が取りたくてうずうずしている。 「エクスキューズミー?あーっ、スマートフォンイズ…ん?」  と、スマホを頑張って指をさす。 私はスイスに行ったのは良いものの、フランス語が全くわからない。話せるのは英語の『アメリカーノ』と『エクスキューズミー』エクスキューズミーだけは覚えといた方がいいよ、って真面目(かなで)くんに言われた。 私はどうしても連絡が取りたかったから、携帯屋さんに相談しに行ったけど、英語がわからないから、翻訳アプリに頼って頑張ってみる。  そうしていると、翻訳アプリで『このスマホで、日本と連絡が取れる方法はありますか?』と翻訳してくれた。ナイス翻訳機! 「C'est difficile mais c'est faisable.」 「難しいですが私には出来ます…?」 「わあああ!!グットグットー!イエス!」  私が飛び跳ねるように喜んでいるうちに、出来るようにしてくれた。その時、叶奏の連絡に既読をつけた。
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