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「うっ…ひぃーーー‼︎」
想像以上のスピードに、目を閉じて必死で裕貴にしがみついた。
剥き出しの身体が振り落とされそうな緊張感。
初めは怖くて仕方なかったはずなのに…。
いつの間にか、密着させている汗ばんだ身体にドキドキしていた。
裕貴に自分の全てを預けている感覚に胸が高なっていく。
これは俗に言う『吊り橋効果』ってやつなのかも知れない。
「裕貴…」
風に飛ばされて行く声。
「裕貴、好きだよ」
なんつって…。
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