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恥ずかし過ぎてそのまま突進するように先生に抱きついて顔を隠す。
笑っていた先生は更に声をあげて笑いながら俺の頭を撫でてくれた。
「パンツは穿いているのに……恥ずかしいんですか?」
そんなの言葉にされると余計に恥ずかしい。
スルリと尻を撫でられてビクッと跳ねると、先生は顔を合わせてきて悪戯っぽく笑った。
「“Roll”」
じっと見られてその目にDomの欲を感じる。
ドキッとしつつ、ゾクッと背筋を駆け上がるモノを感じてはぁ、と吐息を漏らしてしまった。
「航生」
名前を呼ばれて先生から離れると、ゆっくり空けてくれたベッドの中央に腰を降ろす。
そのまま転がって枕に頭を付けると、先生はそっと俺の頬を撫でた。
「緊張してます?」
少しだけ考えて頷くと、先生は満足そうに笑う。
紺色のパジャマをきっちり着ている先生の前でボクサーパンツ一枚の俺。
「脚、開いてくれますか?」
立てている俺の膝を撫でながら首を傾げられて戸惑う。
それでもそっと開くと先生は俺の脇に手をついて更に脚を開かせて上から俺を覗き込んできた。
わざとなのかゆっくりと俺の上に乗ってきた先生はいつもより色気を混ぜて微笑む。
その色香に当てられてドキドキがヤバい。
思わず手で体を覆うと、
「“Present”」
先生のコマンドにクラクラした。
両手を体の横に置いてただ先生に見られる。
視線を感じて腹筋が引き攣れて、羞恥からどこを見たらいいかもわからない。すると、
「航生、“Look”」
すぐに先生のその目に縛り付けられた。
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