★もどかしい

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 クチ、と音がするのが恥ずかし過ぎて先生にしがみつく手に力が入る。  やけにその音が大きい気がして、やけに息が上がってしまって堪えられない。  俺のモノを先生が握っていて、その初めて他人に触れられる感覚に目眩がした。  先生にそんなモノを触らせるなんて……罪悪感と戸惑いと羞恥と……とにかく申し訳なさ過ぎて仕方ない。  なのに、驚くほどあっけなく硬度を上げて先走りを漏らしてしまう俺の屹立。  こんなの……すぐに……。 「っ……くっ……」  先生のマンションに引っ越してきてからそういえば一人でもシていなくて……でも、すぐにそんな何かを考える余裕さえなくなる。 「は……ぅ……っ」  腰が引けてしまうのを支えられて、先生の肩に頭を乗せてとにかく必死に堪らえる。 「先、せ……」 「気持ちいいですか?」  耳に直接流し込まれるその声にまたゾクッとして腰を揺らしてしまった。 「ふ……くっ……」  まだ触られてそんなに経っていないのにすぐにでもイきそうな俺。 「や……っぅ」  フルフルと頭を振ると、先生は軽く俺の耳を食んで笑った。 「いいですよ?イっても」  言われてもクラクラしてきてもう何がなんだかわからない。 「航生」  呼ばれながら口を塞がれて、歯を食い縛れなくなる。なのに、 「“Cum(イって)”」  コマンドまで使われて這い上がってくる快感に逆らうこともできず、俺は思いっきり白濁を飛ばしてしまった。
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