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「は……んっ……」
胸でこんな声が出ることに恥ずかしさが募る。
どうしてこんな甘い声を出してしまうのか?
この疼くようなもどかしさは何だろう?
さっきまでの強烈な快感とはまた違う、じわじわと溜められていくような快感。
……快感?
チラッと思ってしまうともうそうとしか思えなくて甘い吐息を漏らしてしまった。
項に何度もされているキスも、胸への刺激もまた下半身に熱を集めていく。
「んぅ……はぁ……っ」
カクカクと腰が揺れていつしかソファーに下半身を押し付けていた。
感じたこともないその欲望の波に抗うことができない。
ギュッとソファーの背を掴んでただひたすらにその快感を追う。
さっき引き上げたばかりの下着もまたズラされて再び直接握られると、ビリビリと脳まで痺れるような感覚が突き抜けていった。
「あァッ……ンっ……」
仰け反る俺を後ろから支えながら更に手の動きも速められて、屹立と胸への両方の刺激でわけがわからない。
あんなにも恥ずかしかったのにもうそんなことを考える余裕もなかった。
さっき出したばかりなのにもう絶頂がすぐそこにある。
辛うじてダメだとは思うのに止められない。
巧みに追い立てられてあっという間にまた昇りつめてしまいそうだ。
「ひぅ……も……イ、くっ……」
「いいですよ?」
「ン、ッァ!!」
言いながら胸の突起をキュッと抓まれて高い声が上がる。
……俺の声?
信じられないのに止まらない。
クチクチと淫靡な音を聞きながら熱い欲をただ解き放ってしまった。
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