最期の夏

1/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
 もしも命の期限が一週間だったら。  一体僕は何をするだろう。  例えば年追うごとに生命が耐えきれなくなる猛暑の中、息が尽きるまで声をあげ続ける蝉のように、僕はめいいっぱい生きるだろうか。  いや、きっと僕の人生は変わらない。  僕は僕。たぶん、ぼうっと息をするんだろう。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!