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29.
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このゲームも終盤となり俺達、ロイ達は、残りのアイテムカードを探した…
そして、最終決戦の場山下公園に向かっていた。
山下公園では各正解を得たアイテムカードを武器と交換することになっていた…
このゲームの発端は「ちがう世界」から来たロイ、ヨウが売春組織を創り政財界を脅し入れ「この世界」を制圧するため、みなと警察の殺人犯および人質を取りインターコンチネンタルホテルに立てこもった…
そして、「ちがう世界」のロイ達の制圧を阻止するため「この世界」からゲームによる決戦の要望を出し進めた。
警察官 河合 剛の恋人で黄泉の国の「のん」の協力を得てロイ達をゲームに参加させる事が出来…
俺達は、「ちがう世界」から来たレオ、警察官の河合 剛のちに、剛と呼び「この世界」を救うため3人でゲームに参加した。
そして「ちがう世界」のレオは、父親を植物人間にされたロイへの復讐の為「この世界」にやって来た!
ロイ達は「ちがう世界」から来た、相棒 ヨウ、それと「この世界」の女 キョウコ3人でゲームに参加した…
キョウコは、ロイの売春組織に置いてプレイヤーおよび経営に協力していた。
そして山下公園での決戦まで残り、2時間を切っていた。
俺達は、最終アイテムカード入手場所、伊勢山皇大神宮に向かい進んでいた…
キーワードも揃いもうすぐ、伊勢山皇大神宮に到着する。
「レオ!なんとかここまで来たなぁ?」
「涼、そして、剛、ありがとう!」
「レオ、ロイの事がまだ心にあるのか?」
「涼、ロイの事、わからないよ?」
「このゲームも「のん」の暗示によりロイ達を参加させたんだ…」
「剛、このゲームを通じてロイ達に、心の変化があるのかなぁ?」
「黄泉から、「のん」何か言ってなかったか?」
すると剛が…
「涼、レオに話していませんでしたが?」
「ゲームを参加させる為、「のん」がロイに暗示をかけた!」
「彼は、100%サイコパスで無い事から、暗示が通じゲーム参加を受け入れたんです…」
「僅か0.3%の良心がゲーム参加を受け入れたんですよ」
「そんな事で、ロイがゲーム中も「のん」の暗示が浸透して、性格が穏やかになっていると思います?」
「これは、ヨウも同様です…」
「剛、ありがとう!」
「しかし、完全に良心的になったか?わかりませんよ!」
「山下公園での決戦は、多分避けられないのかと?」
「これも、「のん」からの伝言でレオもロイに対してかなり憎悪があり…」
「涼!あなたも、ロイを許さない気持ちが強くて…」
「その憎悪が強いと平和的解決は出来ないと?「のん」は言っています…」
「剛!お前はどう思うんだ?」
「罪も無い女をロイは、あんなに殺したんだぞ!」
「そうですね!涼!」
「でも、私はしっかりロイを捕まえ、裁きを受けさせることを考えますが?」
「剛!そうだなあ…お前の言う通りだ!」
「だから、涼なるべく決戦は、避けロイ達を自首させたいんです…」
「無駄な、血を流さない為にも…」
ロイ達も残りのアイテムカードのキーワード場所を探していた。
「ロイ!サイコキネシスでなんかイメージでてるの?」
「うん!」
「動物デカイ長い・?」
「なんなの?そのキーワード?」
「え、待ってよ?」
「あ、それか!」
キョウコは、学校が横浜であったことから、この近辺には良く来ていた。
「ひょっとするとそこは?」
「象の鼻パークじゃないかなぁ?」
「でも、山下公園に近過ぎるなあ?」
キョウコは、疑っていたが、ロイを信じてそこの場所にかけることにした…
「ロイ!象の鼻パークに行くけど、他にキーワードない?」
「う〜ん、水、広いぐらいかな?」
「ありがとう!」
「歩きながら、考えましょう!」
ハッキリしたわ!
象の鼻パークで海の近くは?
「ロイのキーワードからはじめは、大桟橋ふ頭だわ!」
キョウコは、この付近をイメージしながら、キーワードを模索していた…
「ヨウ!大桟橋ふ頭は、かなり広いからロイと一緒にアイテムカードを探して!」
「わかったよキョウコ!」
「ロイはまた、脳が退化し始めたのかなぁ?」
「俺は、大丈夫だけど?」
「ヨウ、ロイの事を考える前に、このゲームを終えようよ?」
「ところでヨウ、ロイにはこれから山下公園で武器を交換して戦う気力があるのかなぁ?」
「キョウコ俺にもわからない…ただ…」
「あまりにも「この世界」の女をいいように殺めた?」
「俺も同様それらの報いが?」
「ヨウ!もう遅いわ!」
「後には戻れない!」
キョウコはどうしょうもない、感情が湧き上がり、覚悟を決めていた!
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