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36. 武器の概略説明が司会から発表される事になっていた。 これは、武器の概略を知る事で、自分達の情報収集としどのように使いこなすか? 概略を聞きシミレーションすることを推奨していたからだ! 「まず、ロイチームからはじめます」 「はじめに、ロイチームが獲得した武器の概略を説明します!」 「ダガーナイフ!…」 「このダガーナイフは、刃渡り20センチで短剣であります!」 「特長は、殺傷能力が高く…」 「銃刀剣類所持等取締法が施行され…」 「刃渡り5.5センチ以上の両刃の物は、廃棄か?輸出するか?」 「選択されるほど危険な武器とされています!」 「剛!このダガーナイフはかなり危険で、ヤバい武器だなぁ?」 「これは、あの2000年初期の頃?秋葉原で通り魔が使った物と同じようです」 「それじゃ剛!使い方はあまり知らなくても…対応出来るんだね?」 レオは「ちがう世界」の人間であるが、ダガーナイフを理解しょうと剛に訪ねていた! 「次のロイチームの武器は…」 「青龍刀です!」 「日本で一般的に青龍刀と呼ばれ …」 「幅広の刀については柳葉刀がポピュラーな名前であります!」 「青龍刀は、中国で有名な刃物で …」 「青龍刀は中国の武道で使われる、中国刀の一種で…日本刀にくらべ刃の幅が広いことが特徴です!」 「中国の戦国時代に武将が使っていた、武器として三国志の「関羽」などが青龍刀を使っていたと聞いています!」 「その様な事から、殺傷能力が高い刀と成ります!」 「なんかロイ!凄い武器が入ったなあ!」 「俺は、ダガーナイフかな?」 ヨウは、闘う武器を勝手に決めていた! 「剛!ロイ達の武器はどれも、殺傷能力があるなあ?」 「そうですね…」 「でも…」 「青龍刀は重量があり、かなりパワーが必要です…」 「使いこなすには…」 「短期間では、かなり難しいですよ!」 剛は、冷静に武器を分析し、ロイ達が使うイメージを作り出し俺とレオに伝えていた。 「ロイにしろ、ヨウにしろ、多分、入った武器の難しさを分かってないのではないかなぁ?」 「剛!」 「ないでしょうね」 「涼、レオこの武器の概略説明は…」 「相手の武器を知り…」 「私達の闘争意識と戦略を確認し合う重要な時間です!」 「そうだなぁ!」 「剛に、聴かなければ、青龍刀は難しい武器ってしらなかったよなぁ」 その後、盾は機動隊が使うジュラルミン製であり… 鎧は、西洋の鎧でかなり重量があるようだ! そして、カナヅチ、水20リットル詳しく説明は無く… ロイ達もあまり、注視いていなかった! そして、俺達の武器概略説明が始まろうとしていた! 「次に、涼チームが獲得した武器の概略を説明します!」 「はじめに、日本刀…」 「この日本刀は、斬鉄剣として特殊な鋼で造られ、鉄をも切り裂く事ができます!」 「また、刀の長さが50センチでやや短剣であります!」 「戦国時代…」 「室町時代に造られた刀を再現した日本刀となっています!」 「殺傷能力が高く、戦さの為に、造られた武器です!」 「剛!随分凄い武器を手に入れたなぁ?」 「なんか凄すぎて、使いこなせすか…不安だなぁ?」 「そうですね、涼!使いこなすのは、かなり難しいですね!」 「剛!お前…使えるか?」 「警察では、剣道、柔道を修得し、私も剣道、二段で…」 「演舞で日本刀を多少触る程度ですが…」 「剛!それは頼もしいなあ!」 「しかし、涼!殺し合いだよ!」 俺の心無い言葉に、レオが会話の途中に口を挟んだ! 「そうだな…」 「これは…」 「殺し合いだな…すまん…」 「剛の気持ちも考えず…」 「大丈夫ですよ、まずはその他の武器の説明を聞いてから、決めましょう…」 「ロイ!相手チームに凄い武器が入ったわね!」 「刀だろ?」 「え、斬鉄剣よ…知らないの?」 「そうね「ちがう世界」には日本刀…」 「無いしね…?」 「まして、斬鉄剣なんて、わかるわけないか?」 「あらゆる鉄類を斬る事ができるの…」 「なんでだ!鉄で鉄を斬る事が出来るのか?」 「それが「この世界」の凄いところなのよ…」 「私も刀の材質なんか、わからないけどね」 「あと、漫画の世界では、自動車とかあらゆら鉄を斬っているけど…」 「それは出来ないようよ…」 「そっか…」 ロイはわかったような、わからないような返事をキョウコにしていた。 また、ロイの性格が温和に感じられたが… 「でも、キョウコ…」 「それって…」 「俺達がかなり不利だよなぁ?」 「まあ、不利だけど…」 「殺傷能力がある武器が私達は、2個あるから…」 「まあ、そうだけど…」 ロイもキョウコも歯切れが悪かった! 「次に、涼チームの武器は、釘バットです!」 「釘バットは、木製のバットに釘を打ち込み…」 「凶器とすることを目的として作られた武器です!」 「殺傷能力は、低いですが簡単にかなりのダメージを与えることができます!」 「レオ!「ちがう世界」には、こんなものあったか?」 「釘が付いていない物をバットとといい、スポーツである…野球と言うゲームで使うんだ!」 「攻げきの時、投げる玉を撃ち返す」 「道具をバットって言うのさ!」 「なぜ、釘を打ち込んで凶器にしたのか?」 「俺はわからない…」 「剛!わかる?」 「私もわかりません…」 俺達は、釘バットの由来がわからなかった… しかし、俺はすごい思い入れがあった… それは、近未来映画の「マッド・マックス」でならず者が必ず持つていて…誰かが釘バットでぶっ叩かれる光景があるからだ! しかし、釘バットを持っている…ならず者は、ザコキャラでやられてしまうのだと? 俺は、そんな事から、釘バットは …武器としてあまり認めたくなかったのだ! 「つぎの武器は、防御として…」 「盾です!」 「この盾は、中世に使われていた、丸型の物を再現ました。」 「材質は、鉄が主の鋼となっています」 「重量はかなりあり、約7kgです!」 「この盾は、防具としてまたは、武器として使用出来ることから…」 「中国の故事を由来とした言葉に、「矛盾」という言葉があります」 「もう一つの防具は、カブトでこれは…」 「詳細は不明ですが、平安時代よりあとに作られたとみられる…」 「カブトを再現したものです」 「あとは、ノコギリ、油10リットルとなり、油はナタネ油となります」 「剛!盾も武器として使えそうだなぁ?」 「丸盾なので、最終手段として…」 「盾を相手に投げつけることですかねぇ?」 剛としては珍しく曖昧な返事であった。
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