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2. 俺はレオの居場所を見つけるため予想立てていた。 しかし、ここ1カ月に、約1回のペースで不可解な殺人事件が発生していた… 嫌な予感が… 「これは「ちがう世界」から来たロイの仕業なのか?」 「もし、やつがロイだったら何の目的で?」 「俺が発した言葉「なんとか、俺がいた世界に引き出してお前を裁く!」」によってロイは「この世界」に…? 俺はまたしても同じことを考え… 独り言を呟いた。 「ちがう世界」での俺の発言は、なりを潜めかなり弱気になっていた。 ロイのことも重要だが、まず、レオを探し出しせば… ロイの事も解るはずだ… このごろ、レオとテレパシーでの交信が出来るようになり「ちがう世界」の記憶が蘇っていた? 俺はロイの途轍もない行動が徐々に解るようになった。 その事から… 俺の中の恐怖が日に日に増している… 俺は日々怯えていた。 情け無さを払しょくしたかった…のだ… 俺は会社に休暇届けを出しレオ探しを実行することにした… 「山下公園に行くか?」 俺は自宅玄関の扉を開けた! 「涼は、レオのこと覚えているのかなあ?」 レオはあどけなく独り言を話しながらが俺が来るのを待っていた。 レオのテレパシーが俺の頭の中で、囁き始め…俺はレオの居場所が察知出来るようになった。 「やはり、山下公園の氷川丸だな!」 こんなに簡単に見つけ出せるとは? 俺は少し不安?罠では無いか?と疑ったが… まさかロイ? 「まあ、今は俺とレオのテレパシーを信じることだ…」 俺は、みなとみらい線で日本大通り駅に向かった。 みなとみらい駅に着き、貿易センター横を通り過ぎ横断して、山下公園に辿り着いた… 「レオは、元気なのかなぁ?」 氷川丸付近まで歩くとその周辺は人だかりとなっていた… 「どうしたんだ?」 そこにはクリクリ頭で甚平服のレオが立っていた… 衣服が違うことと毅然とした風防が物珍しく人々が観ていたのであった。 俺は微笑み、用意したコートでレオを包んだ… 「レオ!よく来たな!」 「かなり、背が伸びたんじゃないか?」 やはり「ちがう世界」は「この世界」より時か進むのが早いようだ? 「涼!逢えてよかった!」 レオは、涙声になっていた。 「レオ!お前が残してくれた手紙が…全ての記憶を蘇らせてくれた!」 「ありがとう!」 「レオ、ひとまず俺の家に行こう!」 「レオの家族が俺を迎えいれてくれたようにな…」 でも、どんな風にかみさんに説明するかだ? 「レオ!聴きたい事は山ほどある!」 「教えてほしい!」 俺は心の底からレオに話しかけていた。 「涼!レオも聴きたい事があるの…「この世界」のこと…レオの世界と…」 レオは、不合理な世界での事を体験し「この世界」との違いを知りたがっていた… しかし、どうしても俺が聴きたい事をレオに答えてもらう事にした… それは、炎上後のシンボル?そしてロイの行方?その後の政権の事だった。 あとは、聴きづらいこと! 「テレパシーで感じたことだが?」 「レオらしく無い怨念!」 「憎悪を感じたんだ?」 「それはね!涼…シンボル炎上前…」 レオを家に向かい入れた。 「ただいま!」 かみさんが出迎えにきた… 「お帰り!」 「この子が電話で話してくれたレオ君ね!」 かみさんは、言葉とは裏腹に顔の表情、特にまばたきが無く瞳孔が開き口が半開きだったので… 思わず俺は「クスッ」と笑ってしまった。 「レオ君、上がって…」 「ありがとうございます」 レオは礼を言い家の中に入っていった。 かみさんに「ちがう世界」の話しをしたが、未だに信じていないようだったが? レオを見て不思議に思っているのは確かだった? 「この世界」の時間では約1日… 「ちがう世界」では、1週間になっていることが… 「おとうさんが、飲み会の後、電車の中で寝てしまって…」 「終電がなくなり帰って来なかったぐらいにしか?」 「その時、私は電話ぐらいいつもするのになぁと思っていたよ?」 レオの実現でかみさんも1年前の記憶を手繰り寄せていた… しかし、この話をしてしまいかみさんに何かが? 若干、脳裏に不安が過ぎったが… かみさんも、今迄に無い不思議なことを聴き楽しんでいるかの様に眼を輝かせていた。 今迄の事をかみさんに話してしまった以上これからかみさんも危険を伴うかも知られないと理解させ… 俺はレオと二人で話がしたいとかみさんを中座させた。 俺がレオに1番聴きたかったのは…?テレパシーで感じた… レオらしく無い怨念?憎悪?を再度レオに聴いて見た… 「シンボルが炎上する前に涼から父さんが収容されている数メートルの場所で…」 「涼からシンボルから出るよう指示された…」 「その時、レオがそれを簡単に受けたのは父さんと心のテレパシーが出来ていて5メール範囲なら映像が脳裏に映るんだよ…」 俺はレオがこんな、超能力を持っていることを知らなかった? 「涼!レオはテレパシー・イメージングトレーニングをしているんだ…」 「この事により、徐々にテレパシーが出来るようになり、心の執着心がここで開花したのかなぁ?」 レオはあどけない表情で説明していた… もうすでにテクの無残な姿もレオは知っていて… 断腸の思いでシンボルを後にし、シン、イマ、民衆と共にシンボルに火を放ったのだった!
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