1人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
幼馴染は恋愛対象になれるのか?
...私はなんてことをしてしまったのだろう...
あのときに、君に、あんなことを言わなければ...
「幼馴染なんだから恋愛対象になるわけない!」なんて...
っ...今すぐあの日の自分を殴りたい!!
からかわれて恥ずかしかったとはいえども、流石にアレはダメだって~((泣))...なんて、小学校低学年のノー勉さん(自分)に言っても、意味無いのはわかってるけどさ...
...だから、あの日から君は私に恋愛相談するようになった...
理由を聞けば、
「おまえならバラしたり、からかったりしないから。」
...まあ、そうなんだけどさ~うん...だって、大好きな人の相談に対して調子乗れるほどメンタル強く無いし...
...なんて思っているうちに、あの日から8年たった今もそんな関係をずるずる引きずってる。メンタルなんてボロボロだ。
でも、長年君の恋愛相談を受けていくうちにわかったことがある。...それは、〔目移りしやすい〕ってこと。
悲しいことに、好きな人ができては、すぐ理由も無く冷めて、また新しい好きな人ができて...を1ヶ月ぐらいの頻度で繰り返していて、正直言って、本当に好きなのか疑いそうなくらいだった。
だけど、そんな君の恋愛相談をずっと聞いていた、そう、ずっと...だって、大好きなのだから、今でも、ずっと...
今日もいつもの屋上で、君の恋愛相談を聞くはず、だった。
『今日はどうしたの?...顔赤いけど...?大丈夫?』
「いや...その...っ...ご、ごめん!い、いままで、嘘ついてた...ほ、ほんとごめんっ...!」
『嘘?...一体どういうこと?』
「あ、あのな?い、いままで言ってた人は、ほ、ほんとは好きじゃ...ないんだ...」
『えっ...?ど、どういうこと...?』
「《ほんとは、おまえのことが大っ好きなんだよ!!》」
『えっ!?う、うそ...?///』
「っ///...ま、周りがうるせぇ、から...///」
「〔幼馴染に恋心抱くんか?〕って...///」
『!!...わ、私と同じだ...///』
「ほ、ほんとは、おまえのこと諦めて、他のやつを好きになって、ただの幼馴染、に戻ろうと、思ったけどっ...///」
「おまえに、〔あんなこと〕言われたあとでも、諦め切れなくってっ...///」
『!?...あの日のこと、覚えてたの...?///』
「っ...い、言うだけ言い訳だな...///」
『...ぅ..ぃ...』
「?...ぃ、今なんて...///」
『っ...う、嬉しい...嬉しいよ...覚えてて...くれてっ///』
「ぅあ!?な、泣くなって!?///」
『...《私も大好きだよ///》』
最初のコメントを投稿しよう!