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「……はぁ、わかりました。 もうそれで良いです。 考えるだけ無駄みたいなので。 それで、どうするんです?」
「どうするって?」
「もちろん、ベジタリオスに行く方法です! あれは空中にあるんですよ! セシル達が以前乗り込んだ時は墜落してましたが、今はなんらかの方法がなければ行きたくても行けないじゃないですか!」
「ああ、その事か」
何か考えがあるのか、明日汰はとある方向を指差してセシルにこう言った。
「方法があるにはあるんだけど、ちょっと必要な物があってさ。 もしかしたらあそこにあるかもしれないから、一先ずあそこに向かおう。 話はそれからだ」
明日汰が指差したのは小屋。
廃屋寸前の小屋だった。
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