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日々の刺抜きⅢ 放出問題2
タンクの数は誰が決めたのだろうか。廃炉まで何十年かかるか見当もつかないのに、汚染水の量は決めていたなら、初めから放出でまとまっていたのかもしれない。
事故後の対策として遮水壁との案が出た。それを押していた政治家専門家も多くいた。だが反対が多数だった。詳しいことは分からないが時間がかかり過ぎることが大きな理由のようだ。最終的な処理も見えていないのに時間を気にするのは後回しにしたのと同じである。自分の立場がちらついたのかもしれない。我らが選んだ政治家だからそれが失態であろうと我らの責任である。その後逆転され低迷しているのはまだ許せないからである。遮水壁とは読んで字のごとく、自然水が事故施設への流入を防ぐ。完全にシャットアウトできるなら汚染水は発生しない。事故後から着工していればどんなに時間が掛かろうとももうできている。新たに発生する汚染水を防げたはずである。そうであれば処理方法に選択肢もあった。タンクの数も特定できた。あとは焦ることはない、何十年かかろうが自費で最終処理に向けて頑張っていただければいい。
会見から放出まで速攻だった。しかし聞いてあきれる。タンクの中は汚染水だがそれを処理するまで30年かかるという。これはいくら何でも掛かり過ぎじゃないか。技術的に出来ないのか何か意図があってゆっくりやるのか分からないが、放出したならそれこそ速攻でいかなければ意味がないような気がする。海水を混ぜて放出するのだがどうして30年もかかるんだろう。放出を決めたならスピーディーにやってほしい。恐らくタンクの放出に30年もかかるというのは何か意味があるのではないだろうか。どんな素人が見積しても5年もあれば放出出来ると考える。なぜかというと貯めるのに10年以上もかかっているからである。捨てるのはその半分の期間で何とかなると思う。何か意味があるのか?もしや今整備中の棟土壁の精度の問題を危惧しているのではないだろうか。流入を100%防げない。いや半分以下になってしまう。そうなると永遠に放出は続く。その間に本格的な遮水壁を整備する猶予が30年じゃないだろうか。
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