オリンピック出場の夢

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私の名前は『瑠夏(るか)』、静岡県内の県立高校に通う高校2年生の女子だ。 私は陸上部に所属していて、長距離が得意な私は3000mの種目に出場することを目標に練習を続けている。 私には同じクラスに仲の良い友達の『一紗(かずさ)』がいて、一紗は陸上部で私と同じ3000mの種目に出場することを目標に練習している。 一紗は中学の頃から陸上部の長距離選手で、私どころか3年生より3000mのタイムが良くて、全国高等学校総合体育大会陸上競技大会の全国大会に出場できそうな実力の持ち主だ。 私の走るスピードはとても一紗にはかなわないと思っているけれど、走るのが好きな私は陸上部の練習には毎日休まずに出ている。 陸上部の練習で一紗は私に足の上げ方やリズムの取り方など、いろいろと親身になってアドバイスしてくれて、私は一紗のアドバイスを素直に聞いて練習に励んでいる。 一紗と私は電車通学で帰る方角も一緒のため、部活が終わると一紗と私は電車で一緒に帰ることが多かった。 一紗と私はよく、 「2人でオリンピックのマラソン競技に出場できるといいね!」 と夢を語り合うことがある。 一紗はオリンピックに出場できる可能性もあると思うけれど、私の実力は一紗の足元にも及ばないから、正直オリンピックは難しいと思っている。 でも一紗とオリンピック出場の夢を語り合うのは、とても楽しいから悪くない。 5月下旬に入ると全国高等学校総合体育大会陸上競技大会の静岡県予選会があり、私は補欠だけれど一紗は3年生の先輩と2人で3000mに出場した。 この大会で一紗は優勝し全国大会への出場切符を手にした。 8月初旬に全国高等学校総合体育大会陸上競技大会の全国大会が開催されて、一紗は静岡県代表として3000mに出場した。 さすがの一紗も強豪校の3年生にはかなわないようだったけれど、それでも3位で表彰台に上がったのは私はすごいことだと感じていた。
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