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９月からは３年生が引退して２年生中心の部活動が始まった。
一紗と私は新たな気持ちで練習に励んでいた。
よく一紗は私に、
「来年の静岡県予選会は、一緒に３０００ｍに出場しようね！」
と笑顔で言葉をかけてくれた。
１２月に入って寒さが厳しくなってきたある日、一紗が体調不良で学校を休んだ。
一紗が体調を崩して学校を休むのは珍しくて、お昼休みに私は一紗にスマートフォンから電話をかけてみた。
すると一紗が電話に出て、
「今病院にいて、検査しているよ！
検査は明日までかかりそうで、検査入院になるよ！」
と話してくれた。
私は心配になって、
「一紗、大丈夫なの？」
と聞くと一紗は、
「うん、朝起きた時にめまいがして、頭痛や息切れがしたんだよ！
熱を測ったら３８度を超えていて、体がだるかったの…
でも病院のベットで少し休んだら、良くなったよ！」
と教えてくれた。
私は一紗のことが心配で、授業に集中できなかった。
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