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その後も一紗は学校を休んだため、私は週末土曜日の部活が終わってから一紗が入院する病院に足を運んだ。
病院に行って一紗の病室に行くと一紗はベットの上に横になっていたけれど、私には思ったよりは顔色もよく元気に見えた。
「一紗、入院長引くのかな?」
私が心配になって聞くと一紗が、
「私の病気、白血病みたいなの…
当分入院になると思うよ!」
と教えてくれた。
さらに私が、
「どのくらい入院になるの?」
と聞くと一紗が、
「もう少し検査しないと、はっきりとはわからないみたいだけれど、半年以上はかかりそうなの…」
と教えてくれた。
この話を聞いた私は、言葉に詰まってしまった。
この時一紗が、
「瑠夏は練習すれば私より早く走れるようになるよ!
だから、陸上がんばって!」
と私に言葉をかけてくれたけれど私は、
「一紗にはかなわないよ!」
と正直な思いを伝えた。
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