5人が本棚に入れています
本棚に追加
君は独り、学校の屋上で泣き喚いている。
きっと、どす黒く染まった友情と、愛情と、感情と、心情を涙に混ぜている。それを、宙に放って抵抗している。
ねえ、君へ。突然込み上げる感情って、セロハンテープみたいだ。
セロハンテープを貼るように、人類何か想いを心に付けて生きている。その想いが消えると、セロハンテープはぺりっと剥がれる。
その跡は、人によって残ったり、残らなかったり。でも、貼って剥がしてを繰り返していたら、粘着力が弱くなってしまうよ、なーんてね。
君は来た道を引き返して、家へ帰った。
最初のコメントを投稿しよう!