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みちよは十一歳という若さでありながら既に何度も悪魔退治を手伝ってきた。みちよは5歳頃から悪魔の存在を知っており、子供にも関わらず長らくジュアンの手伝いをして来たため、多くの経験を経ているのである。神により「選ばれし子」と任命されて様々な教育を施されてきているのである。大人になったら人間なのにもかかわらず悪魔退治に参加するようになることを運命付けられている子供である。神によってこの時代にゆいいつ、一人だけ悪魔退治をするために選ばれたという。
悪魔をすぐに発見するためにすでに悪魔退治の要になることもよくある。強じんな悪魔達と聞いて普通の子供ならきょうふを覚えてもおかしくないが、みちよはそれよりも大事な家族や友達を守るために悪魔退治を手伝おうという正義感が優ってた。そしてジュアンの悪魔退治のうでを知っているために不安を持つことは少なかった。
「本体は近くにいる。悪魔はレジメルを出している時は遠くに離れられないからな」
「うん」
「この学校内に居るかもしれないな。ちょっと見てくる」そう言うとジュアンはツィと姿を消した。
「うん」みちよはテレパシーで答えると授業を聞くのに戻った。
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