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レジメルがだれかにとりついたまま本体が死めつしてしまうとレジメルに残っている残留思念(ざんりゅうしねん)が取り憑いた人間と同化したままになってしまう。するとレジメルを排除するために多くの天使の力が必要となってしまうため、レジメルが人に乗ったままの状態で本体を死めつさせるのは厄介なことになってしまうためジュアン達は極力さけようとするのである。
「今日、学校がひけたら蓮太の家に退治しに行こう」ジュアンは言い出した。
「うん、わかった」みちよは大きく頷いた。
「悪魔の本体も学校が終わればその辺りに潜んでいるだろうしな」
「うん、そうだね。蓮太のお母さんの近くにいるはずだもんね。でもまさかあの先生が悪魔とはね・・・」みちよは言った。
確かに新任の先生は陰気で落ち着きのなく嫌な感じを与える先生だった。長めに伸びたヘルメットのようなかみ、伸ばしっぱなしの長い爪。
たかい背ではあったが猫背でどこかうちにこもった印象があった。
それでも、これまでに悪魔が学校や家に入り込んで来たことはなく、こんなことは経験がなかった。新たな局面であることを感じざるを得なかった。
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