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「ありがとう」みちよが言うと、ジュアンは蓮太の家の前でレジメルを死めつさせるためのぎ式を始めた。
ジュアンは左手と右手で三角の形を作ると気を集めながらじゅもんを唱え始めた。
「▲△%&・・・」
じゅもんが始まると急にレジメルの動きがピタリと止まった。そして蓮太の母親の頭の上で苦しそうにもだえ始めたのである。
「よーし」みちよが目をかがやかせた。
「▲△%&・・・」
「▲△%&・・・」
ジュアンのじゅもんが続いていく。レジメルはひどく苦しみ始めて自分の喉をかきむしり始めた。
「▲△%&・・・」
「▲△%&・・・」
蓮太の母親は急に顔色が良くなってきて呼吸も深く穏やかになってきた。レジメルによって酸欠状態になっていた蓮太の母親は、レジメルが弱体化すると段々体の中にある酸素の量が上がって来たのである。そのために顔色がよくなっていったのである。
「やったね」蓮太の母親の様子が目に見えて変わっていたので、みちよは嬉しそうにジュアンと目を合わせた。
「▲△%&・・・」
じゅもんは続いていく。蓮太の母親にとりついているレジメルはだんだん弱くなってき、それとともに共にだんだん小さくなっていった。
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