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門倉は、僕と同回生で、サークル内ではムードメーカーで通っていた。が、僕は彼の裏の顔を知っていた。
周りとのつながりがやや薄い気にいらないメンバー等をこきおろして孤立させ、排除する陰湿な一面がある。
それを知らないメンバーは彼を信用しているため、排除の対象になったメンバーは壁を作られ、すぐに居場所をなくしてしまう。
僕の何が彼の癇に触っていたのだろうか。
自分もそうやって排撃されつつあると自覚していたが、その夜の状況はあまりにも衝撃だった。
道は分からないといったエイミーに、僕は深い失望の中、何とか「せっかくのところ、ごめんね」と一言わびて、そのまま電話を切った。
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