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忍夢、結翔、玲音が強く頷いた。
「幹部になる為にパソコンを学ぶが、学校の勉強を1番に考えろ。学年でトップを取るのは当たり前だからな」
煌大と龍太郎にとって当たり前の事でも、まだ3年と2年である忍夢、結翔、玲音にとっては強く頷いても、理解出来ないのは仕方がない事。
「俺達の最初の任務は、煌希と華が戻って来るまで、百合を守る事だ」
煌大の言葉を聞いて『分かった』と答えたのは、忍夢。
曽祖父の貴島忍は、亡くなった今でも恐い存在だが、曾祖母である貴島百合の事は、大切にしたいと、忍夢、結翔、玲音も思っている。
「宿題が終わったから、蝶が作ったクッキーを食べる。百合も一緒にな」
優しく微笑む貴島百合は思った。
頼もしい曾孫が5人も居て良かったと……
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