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『今日は何時から?』と聞いてきた貴島玲に『10時だ』と答えた煌大。
「なんかワクワクする」
「2曲目の右肩の蝶は、蝶の曲だからな」
煌大が言った後、『俺にもやらせろ』と言って、ダイニングキッチンに入ってきた貴島煌弥。
「あ"?」
「やんのか?」
「表に出ろや!」
「飯食ってからだ」
「同感」
何処までも貴島煌弥に強気の姿勢の煌大。
「先に食べていて。シャワーを浴びてくるから」
貴島玲がドアを開け、ダイニングキッチンから隣の仕事部屋へとは行った。
「んで、曲は?」
「千本桜と右肩の蝶」
「やるしかねぇな」
「駄目だ」
「あ"?」
「威嚇しても、俺は怖くねぇんだ」
「仕方ねぇから負けてやる」
貴島玲が戻って来た事で、朝食を食べ始めた3人。
先に『ご馳走様』と手を合わせ言った煌大は、使った食器を洗うとダイニングキッチンから出て行った。
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