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リビングの出入口で貴島煌弥から『煌牙』と呼ばれ立ち上がり側に行く。
踵を返した貴島煌弥の後ろをついて行くと地下の駐車場に来た。
「マウンテンバイクを5台買うからトラックにしろ」
そう言った貴島煌弥から鍵を受け取り、アルミ板トラックの鍵を解除して運転席に乗り込んだ貴島煌牙。
助手席には貴島煌弥。
「しっかりルールを考えて書類にしろと言ってある。それにノートパソコンも2台必要だと言ってたが、この際だから忍星、結翔、玲音の分も購入するから操作の仕方を教えてやれ」
「煌大と龍太郎は別として早くねぇか?」
「誰もがスマートフォンを1台は持つ時代だ。早いとは思わねぇ」
「そう言われてみたらそうだな」
普段はゆっくり親子の会話をする時間がない貴島煌弥と貴島煌牙。
だが、煌大の事だからこそ、こうやって2人が動くのが当たり前なのだろう。
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